師走 750
もうすぐ今年も終わりである。激動の1年が終わろうとしている。この1年よかったなあと思えることはあまりなく、悪かった、悪くなった、辛くなった、大変だった。そんな言葉しか似合わない1年だったと思う。世界では政治・経済が行き詰まり、気象的にもとんでもないことが当たり前のように起きてきている。そして来年は2012年である。13日の金曜日が3回もある年である。
昨日の朝は「韓国で銀行封鎖!」「とうとう来たか!」という夢で目が覚めた。もうそうなってもおかしくもない気がする。あのロシアでさえ数万人規模のデモが起きる世の中だ。EUも一時的な安定を得たとしても、状況は何も改善されていない。世界各国が刻一刻と力を失っていくそんな時代である。もう終わらせようぜ!そんな気持ちが強くなる一方である。こんなシステムやこんな世の中にしがみついても、シュリンク経済の中では今よりもよくなることはない。今日よりすてきな明日は来ない。こっちからあっちに飛び移らないと一緒に雪崩に巻き込まれる。
最近思うことで、人間って毛虫みたいなものなのかと思う。毛虫は地面を這いつくばって、醜い姿をしているものである。しかしいずれサナギになって蝶蝶になって羽ばたいていく。毛虫にとってはサナギもチョウチョも別の生き物で有り、自分がそれになるとか想像もしないし、それ以前に存在さえも気がつかない、別世界の生き物である。でもやっぱり時期が来ればサナギになって、一度体内をリセットしてチョウチョになる。
人間も、死ぬっていうのはサナギになることなのかもしれない。別の世界で生まれ変わって蝶々になるのだ。サナギになるのかどうか知らないが、そう考えると楽しいものである。
この世の地べたに這いつくばって腐っているようで、それはそれで羽ばたくための前準備。蝶蝶だって、青虫・蛹をすっ飛ばしていきなり蝶蝶に生まれたりはしないのだ。無駄なようでいて大事なステップなのだ。今の俺はその段階だ。そう考えると人生が辛いのも納得いくような気もする。七難八苦を味わうのもそれは、より美しい蝶になるための前段階なのだ。
逆に人生がこの世で終わりだとしても、美しく生きれば、美しい毛虫になれるのだ。
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