トヨタ、部品3割減額 朝日新聞より 510
また、とんでもないことを言い出したものだ。3割以上の要求らしい。3割~4割とはどれほどの数字かわかっているのだろうか?部外者の俺でも、今時3割以上の利益を出しているのはごく一部だろうと想像つく。原材料はだぶついいているだろうから多少は安くなっても、それ以上に人件費や経費などなかなか削れない部分まで削ってなんとか生きながらえている企業に、ウチが赤字なのだから、お前らも赤字は当たり前だろう!と言っているようなものである。
考えようによっては、背に腹は替えられない状態まで追い詰められているのかとも感じるが、奥田路線からはまるっきり転換していないということだ。世界一の企業のやることだろうか?やれやれ、である。
自分が運転していても、前を走っている車を見ていても、ここの車は危なっかしいのを感じる。基本的にまっすぐ走らないのだ。スピードを出すのが怖いぐらいで安全運転を強要する車である。素人考えだが、やはりボディが弱すぎるのだろう。ボディがサスペンションの一部となっているから、凹凸を超えた際にボディがしなって真っ直ぐ進めないのだろうと勝手に考えている。安全運転を強要するから、派手な運転もできず「壊れにくい」という神話を確立しているのかなとも思う。
この件で思い浮かぶのは「80点主義」という言葉である。初めて聞いたときは、中の上を目指すという意味なのかな?と思っていたが、最近は「最低基準が100点のモノに対して、80点のモノで十分、不足の20点はなんとか潰す」主義なのかと気がついた。点数よりもお金で話した方がわかりやすいかもしれない。100円で最低基準をクリアできるものは必要ない。80円で作れるもので似たようなものを出してくれということだと思う。どうせここの車を買うような人は車に対してこだわりが少ないのだから判らないだろう。そんな感じがしてならない。そして今度はこれを3割削減だから56円で作ってくれということだ。ホント書いていて嫌になってくる計算方法である。もちろんこのとおりではないと信じたいが、3割削減とはこういう事になるだろう。元々2000年ぐらいに3割削減はとっくにやっていたし、年々数%値引きぐらいもあっただろう。100円の3割削減は70円、その3割削減は49円である。理論的には車の原価は半額ぐらいになる計算である。
00年にも、3割のコスト削減を打ち出したが、このときは、部品価格は下がったのに、車の価格は下がらなかった。トヨタ側が高級車路線に移り、コスト削減の取り組みが不十分だったためとみられる。(中川仁樹)
しかしまた、意味不明な文章である。部品価格が下がったのに、コスト削減の取り組みが不十分だったから、車の値段が下がらなかったということを書いてある。コストを削減すれば車の値段が下がるというわけではない。部品価格は下げて、原価は下がったけど、そのままの値段で売っていた。だから2兆円もの利益が得られたということであろう。
まあ、どうでもいいのだが、ここの問題は高コスト体質にある。拡大しすぎた製品群、面白みのない個々の製品。高コストになる要素はいくらでもある。CMとイメージで「非こだわり層」または、「わかってないけどこだわる層」のみをターゲットにして世界一になったが、このマーケットが一番不景気の影響を受けやすいということに気づいているのだろうか?
考えようによってはそれだけの予算で普通に作れているというのは賞賛に値するかもしれない。株主にはなってもいいが、車のオーナーにはなりたくないという、そんな会社である。
| 固定リンク
|
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 政府事故調査委員 国・東電 甘い津波対策 752(2011.12.28)
- 放射性物質は東電の所有物ではない 749(2011.11.27)
- かおうデモ、かわないデモ 741(2011.09.17)
- 武田教授が「東北の農作物は健康壊す」発言 740(2011.09.10)
- 【女子サッカー】 イラン代表、“イスラム教的な服装”のせいで出場資格停止に 739(2011.09.09)


コメント